¥13,800〜

 

 

訪問着とは

セミフォーマルの席で着る準礼装の晴れ着です。縫い目で途切れない絵画風の絵羽模様が特徴的なきものです。

帯は格調高い袋帯を合わせます。

きものの形に仮縫いし、下絵を描いて絵羽模様に染めたものをいいます。結婚式やパーティやの年始、改まった訪問等に、ミス ミセスの区別なく着られるきものです。

  

 

 

きものの格を見分ける四か条

染めか織りか

きものは、柔らかものと呼ばれる染めの方が、織りよりも格上です。染めのきものは、留袖、振袖、訪問着、色無地、付け下げまでの礼装と小紋です。刺繍がされていても地が染めであれば格は変わりません。織りのきものの紬を絵羽模様に柄付けした紬地の訪問着や振袖は、正式な式典や儀式では礼装にはなりません。

 

 

代表的な染め技法

京友禅

日本画のような多彩な染め模様に、金彩や刺繍で装飾を施した絢爛豪華な技法です。約20種の工程を分業で行います。

箔置き

金や銀を細かく砂子状にした金砂子を、布地に貼付けて模様を現す方法です。箔押し、摺箔とも呼ばれています。琉球紅型南国の自然の美しさをみずみずしい色彩で表現した、型染めの技法です。藍一色のものを藍型と呼びます。

加賀友禅

友禅染めの一種です。京友禅が内側から外側にぼかしをかけるのに対し、加賀友禅は外側から内側にぼかしを入れるのが一般的な特徴です。

京鹿の子絞

京都で生産される絞りの総称です。礼装の振袖や訪問着、帯揚げなどに用いられる大変贅沢な技法です。

型染め

型紙を使って染める技法です。中には手描きのものもありますが、小紋や更紗、江戸小紋に用いられている技法です。



柄付け

格の高い順から、留袖や訪問着のように縫い目で柄が繋がる絵羽模様の柄付け、どこから見ても柄が上向きになっている付け下げの柄付け、柄が上方向と逆向きになったものとが混在する小紋の柄付けになります。も、柄の向きで付け下げなのか小紋なのかがわかります。



文様

古典模様の訪問着とモダン柄の訪問着は、どちらも準礼装の格付けですが、吉祥文様や正倉院文様、有職文様などの伝統的な古典模様の方が、格式ある場所に向いています。きもの自体がもっている基本的な格付けは変わりませんが、訪問着や付け下げ、特に小紋が文様によって改まり度が変化します。

古典模様

吉祥文様や正倉院文様、有職文様など伝統的な古典模様羽は格式ある雰囲気があります。同じ小紋でも古典模様はよそゆき着として、改まった場所で着られます。

飛び柄

無地場が多い古典柄の飛び柄小紋は、帯の格を上げれば改まった装いに、染めの名古屋帯など、気軽な帯を合わせればお洒落着になります。

モダン柄

少ない色数のものや、ぼかしを効かせた小紋は、モダンな雰囲気があります。洋服感覚のお洒落な装いが合います。帯の雰囲気次第で、ちょっとしたよそゆき着にも遊び着にもなります。

カジュアル柄

格子や太縞、ポップながらの小紋は遊び着です。帯の格を上げると返ってちぐはぐな印象になるので、改まった場所には不向きです。気軽な帯でカジュアルに装います。



紋の数

格が高い順に五つ紋、三つ紋、一つ紋です。黒留袖と喪服は必ず染め抜き日向五つ紋を付けますが、色留袖、色無地、江戸小紋は紋の数により格が変動します。振袖、訪問着、付け下げは紋を付けないのが現在の主流です。また、洒落紋はお洒落用になるため、付けても格が変わることはありません。



紋の現代事情

黒留袖と喪服は、着る場所が限定されるいわば制服のようなものなので、必ず五つ紋をつけますが、その他の礼装には紋を少なめにつけるのが主流です。これは五つ紋付では正式な場所でしか着られず、パーティなどでは仰々しくなってしまうからです。あらゆるフォーマルシーンで着回せるように一つ紋を付ける方が多いようです。